ロンドンのシェアフラットはどうなっているの
こんにちは!
イギリス、ロンドンで現在もサバイバル中のyukaです。
今回はタイトルにある通り、ロンドンでのシェアフラット事情についてお話します。
ロンドンに住むならシェアフラットにしか住めない
前回の記事でロンドンの物価についてお伝えしたのですが、その中で物価が高い!といわれるものの1つ目に上げたのが「家賃」でした。
そうなんです、ロンドンは家賃があまりにも高すぎて、日本の一人暮らしのように自分一人だけのトイレ、お風呂、キッチン、家電がある家なんて本当に大富豪(って言うのかしら)か、高所得者でないと住めないのが現実です。
ただこれは、ロンドンの建物の造りにも問題があって、そもそも日本のような一人、二人暮らし用の1Kや1LDKの物件があまり存在しないということです。
地震もないので昔からの建物がずっと残っている、というのが原因にもなっています。
では、みんながどういう風にシェアをしているのか紹介していきます。
自分だけの部屋があって、それ以外はシェア
これが一般的、というか1人で暮らす場合は最低限のラインですね。
大きな家に部屋がいくつかあって、玄関からリビング、キッチン、トイレ、お風呂は共同で使うという形です。
ちなみに家具付きの部屋が多く、基本ベッドとクローゼットがあって、部屋が広ければ椅子やテーブル、ソファなどが付いていることもあります。
新しく家具を買う必要もなく引っ越しも身軽に住みますが、自分の好きなインテリアのテイストの部屋を探すのは諦めた方が良いです。笑
自分の部屋にトイレとお風呂がついている
これは先ほどのタイプの豪華版、といった感じです。
名前もスイートといいます。笑
部屋のサイズも広くもちろん家賃も上がりますが、好きな時にトイレに行けてお風呂に入れますし、潔癖症の方とかは良いかもしれません。
カップルで1つの部屋に住む
これもかなり多いパターン。というか私の周りは同棲しているカップルばかりです。
2人で住むので、最初に上げたパターンよりも広い部屋で大きいベッドなことが多いです。
ただ部屋によってはカップルOKなのか、1人暮らしのみOKなのか、という条件が決まっているので、部屋を探すときはそこもチェックするのが基本です。
この場合も他のキッチンやお風呂はシェアするパターンがほとんどです。
家族でシェアフラットに住む
家族でロンドンに住むというと、その家族だけのプライベートな家やマンションの一室に住むイメージがありますが、移民の多いロンドンでは家族で住み、さらに他人と家をシェアしている人たちもたくさんいます。
子供がまだ小さかったり、夫婦と赤ちゃんの3人だけ、という場合は先ほど上げたカップルでシェアフラットに住むのとそんなに変わりませんが、やはり赤ちゃん可という条件の場所に住む必要があります。
また、家族全員が成人していても金銭的に余裕がなかったりすると1つか2つだけ部屋を借りて、それ以外は他人とシェアするというパターンもあります。
あとは、家族で大きい家に住んでいるが、空き部屋があるので他人に貸す、というパターン。
これはホームステイと同じような感じで、払われた家賃で収入も増えるのでビジネスとしてやる人は多いようです。
自分の部屋も他人とシェアして暮らす
これは、一番最初に上げた一人暮らしの最低ラインのさらに下となります。
自分が寝る部屋も、誰か知らない人とシェアをするという、、!
私は部屋を探す時点で条件から外していましたが、こないだなんとなく日本でいうスーモのような、ロンドンのお部屋探しサイトを見ていたら見つけてしまい衝撃を受けました。笑
もちろんベッドは1人1つなのですが、説明文に「もの静かで礼儀正しい女性が住んでいます」と、一緒に住む人がどんな人か書かれてありました、、
家賃はもちろんかなり破格の値段でしたが、いくらなんでも会ったことない人と同棲状態はつらすぎる!と思いました。
どんな人とシェアをするのか
これはもう、住んでみないと正直わからないこともありますが、まず部屋を探す時点で、女性だけが住んでいる部屋がいいのか、男女混合でも良いのか、世代はどれくらいなのか、という希望に合わせて検索フィルターをかけることが出来ます。
そしてロンドンという場所は、LGBTに関してかなりオープンで理解があるので、一緒に住む人がLGBTでも良いのか、または自分がLGBTだが住んでも良いのか、というのは検索項目にも入っていました。
さらに世界中から人が集まっているので、住んでいる人が何人なのかというのも説明文に記載されていることが多いです。
また、不安だから日本人とシェアをしたい!という人向けに、日本人同士がイギリスの情報交換をするMixBというサイトがあり、そこでフラットメイトの募集が出されていることもあります。
私の知り合いでも大家さんはヨーロッパの人で、住んでいるのは全員日本人、という方がいました。
大家さんの存在
もちろんイギリスにも大家さんが存在します。が!シェアフラットが多いロンドンでは、なんと大家さんと共同生活、ということも少なくありません。
検索条件でも大家さん同居かそうでないか選ぶことが出来ます。
なぜかというと、大家さんと住むということは、大家さんと同じキッチン、トイレ、お風呂を使うということです。
そうするとやはり、大家さんは自分の家なので干渉してきますよね、キレイに使ってるのかルールを守っているのか、など。
それでトラブルになったというのはよく聞く話で、大家さん同居は絶対イヤ!という人が多いです。
条件によりますが、友達がロンドンに遊びに来るから泊めてあげよう、彼氏が今日は泊まりに来る、なんてことも出来ないことが多いです。
シェアフラットのルール
これは他人と住む場合は必須項目となっております。
誰がどこをいつ掃除するのか、いつ洗濯機を使って良いのか、洗剤やトイレットペーパーなど共同のものは誰がいつ買うのか、などですね。
ただ、シェアフラットによってルールは様々で、家全体の掃除を業者に頼んで自分の部屋だけ掃除すれば良かったり、トイレットペーパーは自分用のみ買ってトイレの時に毎回持っていく、同居している大家さんが洗剤などを全て管理する、などという場合があります。
また一緒に住んでいる人がルールを守らなかったり、だらしなかったりするとそれで喧嘩になったり、特に礼儀正しい日本人は損をすることが多いです。
光熱費と水道代
ほとんどの家が光熱費、水道代込みの家賃となっています。
なぜなら誰がどれくらい使ったかわからないからです。笑
どれだけ使っても値段がわからないし変わらないので、節約しようという概念があまりないと思います。
さらにWi-Fiに関してはそのまま家賃に含まれているか、毎月500円ほど家賃にプラスして払う、というパターンがあるようです。
また先ほどのシェアフラットのルールに上げた、洗剤やトイレットペーパーに関しても、もし同居人みんなで買う場合は毎月決められた金額をみんなで出し合う、ということがあります。
やっぱり実家暮らしや1人暮らしが1番
これは、シェアフラットの文化があまりない日本人だから思うことかもしれませんが、
やっぱり自分の家族、恋人と住むか1人暮らしが絶対良い!笑
いくら同居人と気が合ったとしても少なからず気を遣うし、お風呂入ろう、ご飯作ろうなんて思った時にバスルームやキッチンが使用中だと使えないわけです。
ただ神経は図太い方なのでなんだかんだ今も暮らせているのですが!笑
以上ロンドンのシェアフラット事情でした。
ではまた!
yuka